今日も色々と思うところがあり、日記というものを書いてます。物事ってのは、一つの方向からしか見ないと、本当の姿ってのは見えないんですね。事実は一つだけど、その切り口が違えば、全く違う印象を与えるんですね。
 そう思ったのは、今回「青色発光ダイオード」の中村先生側の立場の本を読んだからです。今までは金の亡者とばっかり思ってました。だってさ、すっごいお金をもらってるのに不満をたれてるような印象だったんだもん。
 何が問題かって、その印象をメディアが伝えてるってこと。中村先生の思ったことが、俺達に伝わって無いってこと。今回その本を読んで感じたことは、中村先生ってのは私欲に走ってこの裁判をしたんじゃないってこと。
 彼の発言にあるのは、これから続く技術者のためってのが一番大きかったです。自分がその道を切り拓くって意思を感じました。技術者が育つための土壌ってのは、今の日本に無い気がします。いくら頑張っても、その利益は会社が吸い上げるし、技術者が夢を見ることが出来ないってのが問題なんでしょうね。
 この場合の夢ってのは、モチベーションって意味合いでもありますね。モチベーションが上がる仕組みを作るってのは、どんな分野においても必要だと思います。
 みんなが自分がやりたいことをやれるような気持ち作りが出来るような仕事につきたいなって思いました。それは、分野が絞られるかもしれないし、教師みたいに幅広い分野かもしれません。まだわかりませんが、それが俺の幹にしていきたいなって思います。

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