自主稽古

2005年1月20日 演劇
 本日は、朝からバイトも無かったのでノンビリしてました。朝起きてから、養老先生の「死の壁」という本を読んでました。いやぁ〜、あの人の本っておもしろいですね。かなりわかりやすいし、発見もあるし、すごくいいです。
 特に感心したのは、「死」の人称ってところです。二人称の「死」ってものが、一番辛いような気がします。それは、身近な人の死とか、知人の死ですね。自殺ってものを考えた時、自分が死んだ後残された人のことを考えることが出来るかどうかってのは、重要な気がします。そこが欠如してるからこそ、自殺ってものが成立するような気がします。
 自分の身近な人に死なれるって、メチャクチャ辛いことですよね。本当の優しさって、他人の身になって考えられるかどうかだと思います。
 それはさておき、本日は劇団の自主稽古の日でした。かなり楽しかったです。主な稽古は、音楽に合わせて自分で長ゼリを言うってものでした。音楽に合わせるというのは、テンポやリズムだけでなく、雰囲気も合わせるということです。これがかなり難しいんですよ。
 イメージがあるけど、それを言葉にするのって訓練が必要なんだなって思いました。うちの座長はこういうのを家で遊び感覚でやってたらしく、べらぼうに上手かったです。こういうところから、芝居の勉強って出来るんだと思います。それにしても、楽しい稽古だったなと改めて思いました。

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