努力は裏切らない

　今日は、昨日見損なったK−1のビデオを見ました。すっごい悔しかったです、武蔵。倒せないのは仕方ないとしても、気持ちをもっと前に出して欲しかったです。感情論や精神論で格闘技は語れないことは、俺は百も承知です。でもさ、10年間の思いの全てが本当にそれなのかって思いました。
　決勝戦は、相手も相当疲れてました。武蔵に言ってやりたかった。「辛いのはお前だけじゃないんだぞ、前に出ろ」ってね。見てるほうってのは、無責任に言うことが出来る。しかも、この場合は匿名で。まあ、このことはおいといて、俺は武蔵に本当に勝って欲しかった。つまらない試合をするとか、倒せないっていう外野のヤジを黙らせるのは、唯一つ、勝つことだと思う。
　だからこそ、お前はその努力をしてきたんだろう？今まで辛いことがあっても、努力してきたんだろう？お前の辛さを俺はわかったつもりになることしか出来ないよ。でもさ、お前のもっと強かったら、勝てたと俺は思ってるよ。だってさ、勝ちたい気持ちがそこに見えなかったもん。
　熱く語ってるんだけど、それはまあおいといて少し話を飛ばしたいと思います。えっと、タイトルに書いた「努力は裏切らない」って言葉、素敵だと思いませんか？これは、夜中にやってたスポーツ番組で、カズが言ってたことです。
　チームや仲間、人間と色んなものに裏切られて傷ついても、自分がした努力だけは絶対に裏切らないって。この言葉、すごく泣けてきました。そこにあるのは真実だと思います。またカズがこんなことも言ってました。努力しても夢が必ずかなうわけじゃないってこと。それでも、やった努力は裏切らないんだって。
　なんだろう、この感覚。切ないんだけど、メチャクチャ前向きな考え方。やっぱりカズって人間は、サッカーがすっごく好きなんだろうって思ったよ。だからこそ、努力できるし、その経験からこの言葉が生まれてきたんだと思う。
　俺が好きな本に、「自助論」って本があるけど、その本が言ってることって、まさしくそれなんだと思う。天は自らを助くる者を助く。それが、努力は裏切らないってことなんだと思う。あのレベルの人が言うから、いっそう重みがあります。とにかく、やれることをやっていこう。だってさ、好きなことならいくらでも努力できるはずだからさ。